サンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』『SEED DESTINY』の二次創作サイトです。同人要素を多数含んでおりますので、同人を知らない方、嫌悪感を抱く方はご遠慮下さいませ。

いらっしゃいませ。
こちらはサンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『SEED DESTINY』の アスラン×カガリ のカップリングを溺愛する二次創作サイトです。
同人要素を多数含みますので、同人をご存じない方、カップリングに嫌悪感を抱く方は素早くこのページから脱出することをおススメします。
『むしろ望むところだ!』という方は、少しでも楽しんでいただければ幸いですv
*一部、大人向けな表現を含む文章、イラストもございますので18歳未満の方は十分ご注意下さいませ。
*閲覧は自己責任でお願いいたします。


スパコミ新刊のご案内、その②
『間に合うか!?』と頑張って折りました、コピー本がどうにか間に合いました!^_^

【新刊案内】②
俺のカガリ~バレンタインの魔法~表紙
『俺のカガリ~バレンタインの魔法~』
A5/36P/コピー/小説
●200円


内容はバレンタインのお話になります。
ペーパーにも書いたのでございますが、『何故スパコミにバレンタイン!?そりゃあ2月にあったオンリー向けだろう』という向きのお話もございましょう。

……ええ、まったくその通りでございます。

本来はこれをオンリーに出して、『千年王国~』はなかったものだったのでございます。でも、蓋を開けてみましたらこのような仕儀に…(汗)。

という訳で、スパコミの新刊はバレンタインになりますが、頑張って5月18日の姫様お誕生日合わせには

『俺のカガリ~誕生日の秘密~』

を発行して、通販で取り扱おうかと思っております!!!
GWの忙しさもございますので(親戚とか来たり)、確実に18日ちょうどに出せるかはお約束できませんが、その周辺には必ず!と思っております。
コピー本の通販をご希望の方は、それを待ってからの方がお得かと思います(※アスカガ日記の方はサイズが違いますので別の発送になります。一緒に申し込んでも別々に申し込んでも送料に変わりはありません)。



まずは明日のスパコミでございます!



↓【~バレンタインの魔法~試し読み】






【俺のカガリ~バレンタインの魔法~】

俺は婚約をした。
相手はオーブ王国の姫だ。
政略だが、そうした要因だけでいきなり拒絶反応を起こすほど子供ではないつもりだし、「好きでもない人と」と言えるほどロマンチストでもなかったので、会議の席で見合い話を勧められた時にも何も感じず、国益や外交の事を考えて受けた。オーブはたくさんある地球の国々の中で特別大きな国でもなく、宇宙にあるプラントからは遠い。俺はオーブの姫に会ったこともなかった。
実際に会ってみたら、姫──カガリ姫と言うんだが──はおおよそ〝古い歴史を持つ国の姫〟というイメージから想像していたあらゆるタイプと異なり、なんというか…じゃじゃ…いや、元気で明るい姫だった。軍服に身を包み、ドレスより裸足で野原を駆け回るようなタイプだ。木登りもする。自分と同い年の女性でそういう事をする人は初めて見たので俺は面食らった。
けれど、彼女は気負うこともなければ、俺をプラント最高評議会議長の息子、などという肩書きで見ることもなく、一人の人間として接してくれるところは素直に好感が持てたし、彼女の輝くような笑顔は美しかった。男勝りかと思えば女性らしく初々しい一面もあって可愛いと思い、俺は婚約相手が好きになれそうな女性でほっとした。
彼女と数日をオーブで過ごして、俺は彼女となら上手くやっていけ…いや、誤魔化しはするまい。正直、強く惹かれたんだ。彼女とならいい、ではなく、彼女がいい、と。
結局、もともと両国が国益のために勧めていた縁談でもあり、オーブで一緒に過ごした俺たちの気も合っていたということで話はまとまった。
オーブは不思議な魔法の息づく国だったので、水面下では少々人の思惑外の事件があって振り回された結果、俺はすでにカガリとは熱愛中ということになっている。…いや、別にカガリのことは本当に好きだし、事実にしたっていいんだが、俺としてはまだ〝熱愛〟というよりは〝ほのぼの〟の域を出てはいないと思うんだが…でも、カガリに言わせると、俺は充分手を出したらしい。不本意だ。俺は全然、足りていないのに。…まあ、カガリはとても恥ずかしがり屋の初々しい女性(ひと)だからそう言うんだろうな。
とにかく俺には父から今日、正式に婚約が決まったとの報告があった。近々日程を調整して、俺はオーブへ行ける事になるそうだ。
その日の夜だった。
容易には会いに行けない恋人とはプラントに帰ったその日から通信でやりとりをするようになったが、その日はカガリから通信が入った(お互い忙しい身だから、毎日時間が取れるとは限らないが、できるだけ顔を見て話すようにしている)。ホットラインなのでプライベートな話もできて、遠距離恋愛の俺たちには唯一の慰めだ。
「カガリ」
風呂上がりで濡れた髪をタオルで適当に拭きながら、画面越しに映る恋人に目を細めると、カガリは真っ赤になって視線を逸らした。
「…お前…だからどうしていつもそんな格好なんだよ…」
そんな格好って言われても……俺はバスローブを着た自分の姿を見下ろした。
「この時間が一番連絡が取りやすいんだ」
あんまり深夜に連絡するのも悪いし……俺はちょっと困ってカガリを見たんだが、カガリも困った様子だ。一体何がそんなに困るんだ?と思っていると、カガリは赤い顔でちら、とこちらを見ながらぽつりと言った。
「…目のやり場に困る…」
は…?目のやり場…?
「…別に…どこでも好きに見てくれれば…」
「はっ、恥ずかしいことを言うなっ!」
男の俺に、肌を見られたからといってさほどの羞恥心があるわけでもない。それに普通にバスローブを着ているんだから、実際それほどの露出があるわけでもない(前はちゃんと合わせているぞ?)。相手がカガリならば気も許しているし、いいか…と思っていたんだが…。俺が首を傾げながら言うと、カガリは真っ赤になり目を見開いて叫んだ。怒られた。
何が悪かったのかよく分からずますます首を傾げつつ、俺は少し考えてから言った。
「それより今日、俺の方には婚約の正式な決定が届いたんだが、カガリは聞いた?」
「あ…うん、聞いたぞ…」
はにかんで頬を染める表情が可愛くて、俺の頬も緩む。俺はにわかにからかってやりたい気持ちになった。カガリが可愛いせいだ。
「バスローブくらい今から慣れておかないと、結婚した時に困るんじゃないか?」
悪戯めいて微笑みながらそう言ったら、カガリは目を見開いて見る間に耳まで真っ赤になった。
「そっ、そういうデリカシーのない事を言うな!」
思った通りの可愛い反応に俺は笑った。怒っているカガリには申し訳ないが、俺は彼女が焦って狼狽えると予想してはいたが、話題自体はただ単純に気になって忠告してみただけなので、どの辺が『デリカシーのない』発言なのかさっぱり解らなかった。
カガリは笑ってばかりで全く反省の色のない俺を睨みながらぼそりと呟いた。
「…お前、いじわるだぞ…」
意地悪とは人聞きの悪い。俺はカガリがあんまり慌てるからちょっとからかってみたくなっただけで、別に意地悪なんかしていないだろう。……って言うか…。
画面の向こうのカガリは頬を染めて恨みがましそうに俺を見つめている。俺はカガリが責める理由とは別に、自分の発言を後悔した。触れないのに可愛い顔なんか見ようとするものじゃないな。余計我慢が苦しくなった。意地悪と言うのならばカガリの方がよほど意地悪だ。俺は君の婚約者だというのに、その婚約者をヘビの生殺しにするなんて、酷い。
今すぐ抱き締めてキスしたい気持ちをどうにか抑え込んでいると(抑え込めずともモニター越しではどのみちどうにもできないが)、あまりに見つめすぎたのが悪かったのか、カガリは恥ずかしそうに視線を逸らして急に話題を変えた。
「と、ところでな、今日連絡したのはその…お前がこっちに来る日程を聞いたらちょうどバレンタインがあったから……あ、バレンタインって知ってるよな?」
「…ああ。恋人たちの日だろう?」
はにかむカガリの可愛さをますます拷問のように感じながらも俺は応じた。男が恋人にプレゼントを贈るという風習は、それを生み出した宗教を越えて世界中に広がっている。…そうか…そういえば、ちょうどオーブ訪問中にバレンタインがあるのか…。
となれば、何か贈り物を用意しなければならない。俺も恋人ができた以上、世の男たちに倣うべきだろう。こうしたイベントを疎かにすると、女性は大概機嫌を悪くするものだと同僚から聞いたこともある。せっかく久しぶりに会えるのにヘソを曲げられては困る。
「俺も君に何かプレゼントを持って行こうと…」
「ま、待ってくれ!」
朴念仁の俺が大切なイベントを忘れて何も準備せずに来ることを心配して連絡をくれたのかと思った俺が、カガリを安心させるつもりで言いかけた言葉は何故か慌てたように遮られた。俺が怪訝な顔をするとカガリは早口で説明した。
「頼むから手ぶらで来てくれ!オーブではその…バレンタインは女の子の方から告白する日になっていてだな、チョコレートを贈る風習があるんだ。男の方からもらうわけにはいかないんだ!」
そりゃあまた世界でも類を見ない変わった風習だな。しかも何故チョコレート限定。
「…分かった。君がそう言うなら何も持って行かないよ」
余所から入ってきた風習がその土地ごとに合ったものに微妙に変化して定着するのは自然なことだろうが…オーブに根付いたバレンタインはかなり捻りの効いた変化を遂げたものだな、と思いつつも俺は頷いた。正直甘いものはあまり好きではないが、形式として決まっているものは仕方がない。他ならぬチョコレート限定になっているということは、オーブに風習が定着するに当たって経てきた紆余曲折の歴史あってのことだろうし。
俺の返事を聞いてカガリはほっとしたように息を吐いた。ずいぶん必死な様子だったが……まあ、オーブは古い国だ。色々なしきたりなどが絡んで面倒なものになっている可能性だってある。王女が婚約者にバレンタインの贈り物をするとなるとメディアにも取り上げられるだろうし…男の俺の方からやったとなると、オーブでは奇妙な目で見られてしまうのかもしれないしな。
他ならぬ恋人からの希望なのだから贈り物を用意せずに行っても咎められることはない、と俺は言われた通りバレンタインの贈り物は用意せずにオーブへと降りた。
……あくまでバレンタインの贈り物は、だったが。
つまり、俺は他にはプレゼントを用意していたんだ。だって久しぶりに会う恋人に何か贈り物を用意して会いに行くのは当然の話だろう?一応公式にプラントがオーブを訪問する訳だし、メディアに注目される婚約者同士である俺たちが会うとなれば、言動の端々までニュースになったりもするから、完全な手ぶらで行くなど考えられない。
それがまさかまたあの例のアレを刺激して、問題が起きるとは、その時の俺は思ってもいなかった…。
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