サンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』『SEED DESTINY』の二次創作サイトです。同人要素を多数含んでおりますので、同人を知らない方、嫌悪感を抱く方はご遠慮下さいませ。

いらっしゃいませ。
こちらはサンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『SEED DESTINY』の アスラン×カガリ のカップリングを溺愛する二次創作サイトです。
同人要素を多数含みますので、同人をご存じない方、カップリングに嫌悪感を抱く方は素早くこのページから脱出することをおススメします。
『むしろ望むところだ!』という方は、少しでも楽しんでいただければ幸いですv
*一部、大人向けな表現を含む文章、イラストもございますので18歳未満の方は十分ご注意下さいませ。
*閲覧は自己責任でお願いいたします。


アルビレオ新刊案内
アルビレオFAINALの新刊のご案内です。

【新刊案内】
俺のカガリ~南国の夜の夢~表紙
『俺のカガリ~南国の夜の夢~』
A5/44P/コピー本/小説/R‐18
●200円


お久しぶりでございます。海神蓮でございます。
結局アスカガ日記の21巻は間に合いませんでした。申し訳ございません。
それに、出来上がった新刊……できたは良いのですが、ご覧のとおり真夏のネタ。
スパコミの時と同じく、タイミングを大幅に間違っております(汗)。
本当はちゃんと『アスランのお誕生日+ハロウィン』ネタの本も作って、2冊同時発行とかする予定でしたのに、それも夢と終わってしまい、悔しい限りでございます。しかし、どうしても時間が取れず(泣)


またも、で本当に恐縮でございますが、アスランのお誕生日本は現在作文中でございますので、お誕生日合わせで発行し、通販でお取扱いしようかと、現在考えております。
海神、冬コミには参加いたしませんので、次にイベント参加するとしたら、来年の5月のスパコミとなってしまいます。
そこまではとても待てません!(海神が)
書きたい!

でも、今はとにかく明日のオンリーの準備をしなければ!(ペーパーとか)



↓【試し読み】






『俺のカガリ~南国の夜の夢~』

俺には、カガリという愛してやまない可愛い婚約者がいる。そりゃあもう本当に愛していて、自分でもちょっとどうしようかと思うほどだ。朴念仁で、彼女と出会う前まで女っ気はゼロ、むしろどちらかといえば苦手意識さえあった俺が、一人の女性をここまで深く好きになるとは夢にも思わなかった。人生、何が起こるか分からないものだ。
愛しい彼女は遠く地球の国のお姫様で、完全なる政略結婚だ。俺も当初はただ、それなりに気が合えばいいか、くらいにしか考えずに見合いをしたが、幸運にも俺たちはお互い恋に落ち、そうして先日……といってももう三ヶ月ほども経つんだが……とうとう結ばれた。
もはや出逢い方などどうでもいい。俺たちは深く愛し合った。
訪問期間が終わってプラントに帰らねばならない時は、身を引き裂かれるような苦痛を味わった。帰ってからしばらくの間は正直眠れない夜が続いた。
早く会いたい、本当は一刻だって待てない……そんな想いにジリジリ焼かれるような気分で過ごした三ヶ月だった。
だがもうじき会える。戦時ではないので、軍人の俺にも夏の休暇というものがもらえる。今までは特にやりたいこともなく、休みなどあってもなくても関係ない…むしろ仕事がないと、何をしたらいいのか分からなくなるような俺だったが、今回は違う。一週間ほどの休暇をオーブで恋人と共に過ごす計画を立て、彼女にも連絡をし、楽しみだという返事をもらい……今回は非公式の、俺の個人的な訪問だから、堅苦しいパーティーやら何やらは一切、ない。もちろん、俺も彼女も公人だから自由気ままに好きな所へバカンスに行ける訳ではないし、彼女はどうしても外せない公務もいくつかあるらしいので、朝から晩まで一緒に過ごせない日もある。
それでも、彼女のすぐ側に、触れたいと思えばすぐに触れられる距離まで行ける。
俺の心は浮き立っていた………が。

◆◆◆

「は?夏休みはない?」
思わず聞き返した俺に、父は悪びれもせずに告げた。
「そうだ。まあお前はいつも休みなどあってもなくても構わないような顔をしていたから別にいいだろう」
「………っ…」
──だからって息子の休暇に勝手に予定を入れていい理由にはならないだろう!
咄嗟にそう怒鳴り返したかったが、俺はすんでのところで拳を握って堪えた。父は横暴だが、俺が去年までそう思っていたのは事実だし、そう判断されても仕方のない態度を取っていたのは自分の落ち度だ(それが自分にとっての〝落ち度〟になる日が来ようとは夢にも思っていなかったが)。言い争って勝てる相手ではない上に、自分の決定を、『恋人に会いたい』などという至極プライベートな理由で曲げる人ではない。
父は…父も俺の熱愛報道や、オーブの姫と仲良くやっている話などは聞き及んでいるだろうが、あくまで政治的な目でしか見ていない。俺とカガリの良好な仲は、父にとっては将来順調に俺が婿入りするために必要であり、王女の支持層を味方につけるために有効であり、俺がプラントの国益のために動く時には国民に人気のある王女を後ろ盾に持てるという意味しかなく、俺が恋人に会いたくて夜も眠れないだとか、休暇にはるばるプラントから地球に降りようとするくらい好きなのだ、というような感情的な話はどうでもいいのだ。父は俺が、一生を過ごす場所なのだからそれなりに気を入れて…つまりは政治的な思惑や自己の足場作りなどの利己的な思いから王女の歓心を買おうと振る舞っていると思っているに違いない。女性…どころか人付き合いというもの全般、決して上手くはない息子にしては上手く立ち回っている、くらいにしか。だから俺がカガリに心から恋い焦がれているのだなどと、知りもしないだろう。
父とは、家で時折一緒になれば食事を共にする程度で、それもほぼ会話のない状態だ。母を早くに亡くした我が家は、父にとっても俺にとっても冷たく静かな、ただ寝に帰るためだけの場所だった。それはまるで棺桶のように思える時もあって…少なくとも俺には〝心安らげる〟とか〝心温まる〟というような世間一般の人が〝家庭〟に持つイメージはなかったのだ。……自邸にも。そして父にも。
「話はそれだけだ。下がってよろしい」
俺に一切の確認や了解を取ることすらなく、ただ決定事項とばかりに告げただけで、父は一方的に話を終わらせた。手元の書類に目を通し始めた父をしばらく見つめていたが、俺は黙って一礼してから部屋を出た。
扉を閉めたと同時に乱暴に前髪を掻き上げ、あからさまに苛立った溜め息を吐く。
父のああした言動は今に始まったことではない。俺の家庭のことだって同様だ。今さら傷付き、嘆き悲しむには諦めが勝りすぎている。あの人は俺が不甲斐ないから自分が父親としてあれこれ手を打ってやっているのだ、感謝されこそすれ、文句を言われる筋合いはないと思っている。以前、反発したらそのような事を言われて怒られた。文句を言う前に父を心配させぬだけの行動をしてみせろ、と。だがその父が認める行動というのは政治家となるための活動以外なく、俺のおぼろげな夢であった技術者や研究者などという道は、〝父を心配させぬだけの行動〟の範疇には入っていないのだ。だから社交性が低く内向的な俺には、いつも父が満足するだけの結果は出せなかった。失望し、早々に息子の能力に見切りを付けた父に、俺は半ば強引に軍に入れられ、今もこうして上司のさらにボスたる父の命令には逆らえずにいる。カガリとの見合い自体がその父の働きかけによって生まれた出逢いであることは否定できないから、今の幸せな自分を思えば自分の道に後悔はない。表向き父の意向通りに動いているようでその実、自分の意を通すようなやり方も覚えつつある。だからこれは父と理解しあえない、などという重苦しくも根元的な悩みというより、単に上司の横暴で厄介なことになったという苛立ちなのだが…。
くそっ…カガリになんて言って謝ろう…あんなに楽しみにしててくれたのに…。
俺は初めてカガリと連絡を取るのが重くて辛い気持ちになった。
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