サンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』『SEED DESTINY』の二次創作サイトです。同人要素を多数含んでおりますので、同人を知らない方、嫌悪感を抱く方はご遠慮下さいませ。

いらっしゃいませ。
こちらはサンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『SEED DESTINY』の アスラン×カガリ のカップリングを溺愛する二次創作サイトです。
同人要素を多数含みますので、同人をご存じない方、カップリングに嫌悪感を抱く方は素早くこのページから脱出することをおススメします。
『むしろ望むところだ!』という方は、少しでも楽しんでいただければ幸いですv
*一部、大人向けな表現を含む文章、イラストもございますので18歳未満の方は十分ご注意下さいませ。
*閲覧は自己責任でお願いいたします。


【通販部屋】新刊のご案内
インパクト合わせだった新刊のご案内です。

03宇宙人侵略!3表紙
『宇宙人侵略!3』
A5/20P/コピー本/小説
●100円

取り扱いを開始しますと言っておいてなんですが、イベントでお買い上げの方にはお手頃価格でも、例によって通販の方には送料の方が高くついてしまいますので、単品でのお申し込みはお勧めできないところでございます。申し訳ございません。
しちゃダメとは申しませんが、気を付けてくださいませ。
しかも内容の方も【つづく】となっております。

合わせて、「完売」となっておりました「2」を再販いたしましたので、通販のお取り扱いを再開いたします。
ちなみに「2」「3」は似たような表紙なので気を付けてください(地球の向きが逆)。



↓【試し読み】






【1】

「カガリ、あんた顔が気持ち悪い」
「え?え~~~?えへへへ……」
フレイに眉を顰められながら言われても、カガリの顔は溶けて崩れたままだった。
「だめだわ、完全ににやけ顔が定着してるみたい」
頬を引っ張られたが、それでもカガリはにやにやしたまま。心もふわふわしたままで、何をされてもあまり実感がない。最後には呆れた溜め息を吐かれてしまった。
「まぁ。何か嬉しいことがあったのでしょうか?」
「大好きなアスランから、チョコレートをもらったんですって。バレンタインに」
「もらった?あげたんじゃなくて?」
「…ああ、アスランは帰国子女でしたわね。バレンタインは海外では男性が好きな女性にプレゼントをあげる日ですわ」
「カガリもあげたんだけど、アスランも用意してたみたいで、嬉しさのあまりそれからずっとこんな様子なのよ」
何を隠そう、カガリは大のチョコレート好きだ。
世界中にチョコレート愛を叫んでもいいくらい好きだ。
おやつにはチョコレートさえあれば一日中だってにこにこし続けられる自信があるくらい好きだ。三百六十五日おやつがチョコレートでもいい。
これほどまでにチョコレートが好きなカガリにとって、バレンタインは夢の祭典だ。特設売り場など、一日中だって目を輝かせて眺めていられるくらいだ。よだれも垂れそうになるので気を付けなければいけないが。
そうしてカガリは吟味に吟味を重ねてアスランのために選んだチョコレートを今朝、一番に渡した。
すると驚いたことにアスランからもチョコレートが渡されたのだ。
帰国子女のアスランはバレンタインと言えば男性が好きな女性にプレゼントをする日だと思っていたのだ。プレゼントはチョコレートが主流であることはさすがにこの国の様々な場所で展開されるチョコレート商戦のせいで気付いたのだが、女性から男性にというのが主流だとは気づかなかった。
だが、近年は様々な相手に感謝や友情を込めて渡すのも珍しくはないようだし、誰が誰に渡したとしても差し支えはないだろう。正直、モノがチョコレートである時点で、人にやるよりも自分で食べたい(もちろん、大好きなアスランは別だが)と思っていたカガリにとっては、その大好きなアスランからもらったチョコレートはもはや神さまも同然である。祀って拝みたいくらいの重要アイテムだ。
しかも彼女の自分がもらえるとは夢に思っていなかったので、心の準備が全くできていなかったところへのサプライズである。未だ戻ってこられないほど舞い上がってしまったとしても無理はなかった。例え、みんなに気持ち悪いと言われようと、顔が崩れていると言われようと、止められないものは止められないのだからどうしようもない。
「ふふふ~…ふふふふ……」
「ちょっと。早いとこ戻してやらないと、この子戻ってこれなくなるんじゃない?」
「お幸せそうなのですからよろしいのでは?」
「彼氏からのチョコ一つでここまで幸せになれるなんて、カガリって本当にアスランのこと好きなのねぇ……っていうか、そんなに大事に抱えてて、食べられるの?」
「食べ……?ああああああああああぁぁぁぁ……!!!」
「なによ、急に大声出して」
それまでの幸せ気分から一転、カガリは青ざめ、わなわなと震えた。
チョコレートは言うまでもなく食べ物である。どれほど可愛かったとしても、置物でもなければアクセサリーでもない。したがって賞味期限があり、食べなければいつかは悪くなってしまうのである。そして食べ物の宿命とでも言えばいいのか……悲しいかな、食べれば当然、その物は目の前からお腹の中に消えてしまうのだった。
アスランからもらった大切なチョコレートを飾り続けて悪くし、無駄なことにしてしまうつもりは毛頭ない。作ってくれたお菓子メーカーにも失礼だ。そのうちありがたく食べる……食べるのはもちろんなのだが……。
「どうしよう……」
食べたいし、食べなければならない。だが、食べてしまったらそこで終わりなのである。アスランからのプレゼントが跡形もなくなってしまう。
もちろん、幸せな気持ちは残る。素敵な思い出として一生記憶に残るのも間違いない。
しかしそれとこれとは別と言えばいいのか……とにかく、見えなくなってしまうというのが一大事だ。
食べたい……しかし食べたくない……カガリは生まれて初めて抱くジレンマに苦しむことになった。
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