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サンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』『SEED DESTINY』の二次創作サイトです。同人要素を多数含んでおりますので、同人を知らない方、嫌悪感を抱く方はご遠慮下さいませ。

いらっしゃいませ。
こちらはサンライズアニメ『機動戦士ガンダムSEED』及び『SEED DESTINY』の アスラン×カガリ のカップリングを溺愛する二次創作サイトです。
同人要素を多数含みますので、同人をご存じない方、カップリングに嫌悪感を抱く方は素早くこのページから脱出することをおススメします。
『むしろ望むところだ!』という方は、少しでも楽しんでいただければ幸いですv
*一部、大人向けな表現を含む文章、イラストもございますので18歳未満の方は十分ご注意下さいませ。
*閲覧は自己責任でお願いいたします。

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スパコミ合わせだった新刊の【通販部屋】でのお取り扱いを開始いたします。

04宇宙人侵略!4表紙

『宇宙人侵略!4』
A5/52P/コピー本/小説
●200円


1~3のぺらさ(内容含む)とは打って変わって厚くなりました。
内容もですね……ほのぼのラブコメ路線から大幅に踏み外しかけているので危機感を抱いているところでございます。
宇宙人という変な設定を含みつつ……いや!だからそこごくごく平凡で甘酸っぱい感じの白アスを書こうと挑戦していたシリーズだったのに!SF映画と少年漫画(バトル系)を足したような内容に…!(汗)

今回、コピー本の表紙に初めてイラストを入れました。しかも姫様ピン(仁王立ち)というのも初めての試みでございます。
お絵かきソフトに慣れつつ、どうにかして楽に楽に塗れるよう、模索してこのような感じに(←模索する部分を間違っている。楽さ追及じゃなくて手をかけろ!)
夜想曲の22巻の頃とは全然違う雰囲気の色塗り具合になった気がいたします…。
今後とも精進していきたいです。



↓【試し読み】








1.アスラン

ふと我に返ると、アスランは自室にいた。
いつの間に帰って来たのかよく思い出せない。気付いたら電気も点けずにベッドに腰かけていた。
アスランは小さく息を吐いて立ち上がり、手探りでスイッチを押した。途端に室内を照らしたシーリングライトの眩しさに一瞬、目を眇める。
サイドテーブルの上の時計を見ると、すでに日付が変わろうとしている時間だ。寝なければ。今日は平日だ。明日も学校がある。
シャワーを浴びてから寝よう、と部屋を出ようとし、アスランはベッドの上に放り出されたCD‐ROMに目をとめた。
耳に男の声がよみがえる。

──〝他惑星移住者管理局〟の者です。アスラン・ザラさんですね?

そうした機関が存在することは、もちろん知っていた。母星以外の星に住む者、入る者は例外なくこの機関に登録される決まりだし、アスランのように母星以外で生まれ、その星の永住権を持っている異星人は、より詳細な情報の登録が義務付けられている。特に地球は主要な知的生命体である人類が、科学レベルも生物的な進化レベルも他の星より格段に低いので、保護法に基づき他の星よりも厳しい規制がある。第一に異星人であることを知られてはならないし、文化、科学などあらゆる側面から現地球人のレベルを超える物品の持ち込みや制作の禁止、技術・知識の使用制限もある。当然、地球人にはない能力の使用も基本的には禁止されている。
アスランが、人目をはばかったもののあまり気にせず能力を使ったのは、プラント星人が星際的な信頼性の高い、特に高度な進化をした知的生命体の一つと認められていることと、記憶操作など、自己の能力を隠すために必要な能力を備えているため、全宇宙平和機構の条約により能力の使用を許可されているからである。
それでも地球のように条件の厳しい場所で無暗に使えば今回のように取り調べられてしまう。
地球に生まれ育って十七年。今まで一度も力を使ったことのなかった自分が立て続けに力を使えば、こういう事もあり得る、とまるで考えなかったわけではない。どういう形かは知らなかったが、何らかの調査を受けるのではないかとは思っていた。
アスランは再びベッドの上のCD‐ROMに目をやった。
透明なプラスチックケースに入ったそれは、どこの家庭やオフィスにもあるごくありふれたものだ。

──地球居住者法第8条3項の規定に基づき、一ヶ月以内に二回以上の地球人外能力を使用した場合の聞き取り調査を行います。身に覚えはありますね?

アスランが息を飲んで頷くと、男は小さく頷いて、おもむろに革手袋を外した。それからスーツの内ポケットから小さな手帳を取り出す。白いページを開くと人間の手に見えていたはずのものが溶けるように形を変え、細い触手が何十本も集まった人間の手ではありえない手になった。男は擬態するタイプの宇宙人だったのだ。
もともとの姿形や生態がほとんど地球人と変わらず、変えることもできないアスランとは異なり、自由自在に見た目を変えられるこの種のタイプの宇宙人は、その性質上本来の姿はタコのような軟体性を持つ生物であることが多い。身体的には極めて高度な進化を遂げた生き物だ。
地球人的感覚からはぞっとしなくもないが、アスランは黙ってそのイソギンチャクのような触手が一本一本自在に動きながら自分の手に絡み付いてくるのをじっと見ていた。
痛いとか、何かを吸い取られているような感覚は一切なかった。男の手は普通に地球人と同じ程度の体温で、握手をしているのとなんら変わりはないように思えた。
だが、今この瞬間にアスランが能力を使った時の記憶が男には伝わっているのだということは、もう片方の手に開かれた手帳にものすごい勢いで書き込まれている文字を見る限り確かなことだろう。男はアスランの触手のように、触れた《物》(あるいは《者》限定かもしれないが)の記憶を読み取る能力を持っているようだ。
もっとも読み取るといってもそれは、頭の中を覗き見る……つまりその時のアスランの感情や思考までをも読み取るのではなく、あくまで触れた個体が体験した出来事を客観的に、まるでその場で自分も見ていたかのように読み取るものらしい……という事は、目にも止まらぬ速さで手帳に書き込まれてゆく文字(もちろん地球上に存在する、あるいは存在していたいかなる言語とも異なる)から見て取れた。夜の暗闇の中、少し離れた所に街灯があるだけの場所で、一歩分以上離れて立つ相手の持つ小さな手帳の文字が正確に読めるのは、アスランもまた地球人以上の動体視力を有しているからに他ならないけれど。
片手なのに複数の触手を持っているため、何本かが手帳を支え、何本かがペンを持って字を書いている様子を、便利だなぁなどと考えながらぼんやりと見ていると、《聞き取り調査》が終わったのか、ぴたりと手が止まり、そして手帳も閉じられた。


【つづく】
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